(余談)昔の修正方法

父は鉛筆修正の職人

フィルム時代は、現代のようなパソコン修正はないので、写真に直接修正していました。

大きいプリントにインクをのせる「プリント修正」と、小さなフィルムに墨をいれる「ネガフィルム修正」があり、私の父は、ネガ修正の中でも特に繊細な、「人物の顔に鉛筆修正をいれる」作業をしていました。

女性の鼻筋をスッと通したり、ヒゲの濃い男性のあごまわりを、きれいな肌色に仕上げます。

父のネガをみると、細かい鉛筆が何重にも重ねられています。

父の修正の腕は、当時の勤務スタジオで噂をきくほど、丁寧な仕事でした。

父のスタジオは、「きれいに写る」といわれて、たくさんのお客様に喜ばれました。

 写真は、撮影だけでなく、仕上げに左右されます。

ルカフォトは、「ロー」という重たい「生データ」で撮影し、一枚一枚、丁寧に現像しています。